XserverでLaravelインストール

XserverでLaravelを構築する案件を頂いた際に少し手間取ったのでメモ

つまづいた点としては

Xserverはコマンドラインで利用するPHPのバージョンが5.xです

ということで、そのままではLaravelのインストールができませんでした。(Laravel7でもインストールに必要なのはPHPは7.25以降)

ググって出てきた方法とは異なる手順で構築したので、メモがてら整理しています。

Xserverで利用できるPHPバージョン

公式サイトにマニュアルがあり、PHPバージョンの切り替え手順の記載があります。

しかしこの手順で変更できるのはフロント側のみになり、SSH接続でコマンドライン操作した場合にはPHPのバージョンは5.xのままです。

コマンドラインから操作する場合には少し工夫が必要です。

Laravelインストール方法

コマンドラインから実行する場合は、PHPのバージョンを指定することでLaravelのインストールできます。

まずはComposerのインストール

Composerインストール

php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === '906a84df04cea2aa72f40b5f787e49f22d4c2f19492ac310e8cba5b96ac8b64115ac402c8cd292b8a03482574915d1a8') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"
php composer-setup.php
php -r "unlink('composer-setup.php');"

PHPのバージョンを指定する場合には、このように「php」の部分を「 /usr/bin/php7.4 」に変更します。この場合はPHP7.4での実行を指定しています。

次にLaravelをインストールします。手順はComposerのインストール時と同様で、PHPのバージョンを指定してコマンドライン実行します。


/usr/bin/php7.4 ./composer.phar global require laravel/installer
/usr/bin/php7.4 ./composer.phar create-project --prefer-dist laravel/laravel projectname "7.*"

これでインストールは完了です。XserverでLaravelを実行するためには、ドメイン名のディレクトリからLaravelのpublicディレクトリへシンボリックシンクを張る必要があります。

こちらはPHPのバージョンは関係ありませんので、通常の手順で実行しまう。

ln -s /home/{{xs000000}}/{{projectname}}/public /home/{{xs000000}}/{{domain}}/public_html

{{ xs000000 }}や{{ domain }}の部分は適切な文字列に変更して実行ください。

その他よく使うコマンドの実行方法

Laravelでよく使うコマンドはこのように利用します。

/usr/bin/php7.4 ../composer.phar dump-autoload

XserverでのLaravelインストール方法は以上となります。

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