【サブスク比較】ネットビジネスでのサブスクリプション開発

こんばんはsyunです。

最近はテレビCMでもECサイトASPが頻繁に宣伝されていたり 雑誌を見ても「サブスクリプション」という文字を見ることが本当に多いです。

では、『よし、サブスクリプションを始めよう!』と思ったときに どのような選択肢があるのか、何から始めればいいのかを解説致します。

サブスクリプションを始めるには

ネットビジネスでサブスクを始める場合の方法は多々あるのですが様々な情報が氾濫しており、調べる段階で挫折してしまいそうになります。

本来の『サブスク実現』の遥か手前で進めなくなってしまうのももったいないので、世の中にあるサブスク実現の方法を整理しました。
機能や売上の規模などを検討したうえで、この中から適切な方法を選んでいく必要があります。

実現方法を選ぶうえで、大きな違いの一つが『利用料』です。

販売を行っていく上で、ASPなどの販売プラットフォームとして他社のシステムを利用する場合はプランによる定額課金であったり、システムの売上規模の数%などの基準で費用がかかります。

定額課金の場合は、もちろん利益が費用を上回らないと赤字になってしまいますね。もちろん売上に応じた費用の場合でも、利益率以上に費用が掛かると赤字になってしまいます。この辺りは、売上目標や利益率など自身のビジネスモデルとよく相談しながら検討が必要です。

サブスクのシステムそのもの作ればもちろん利用料はかかりませんが開発費用もかなりの金額になります。

サブスクリプションの導入方法

『よし、サブスクリプションを始めよう!!』と思ってググってみたところ各社色んなサービスを提供しておりそもそもサブスクってなんだったっけ、となってしまいそうです。

サブスクとは、を改めて確認すると

定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのこと。商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデル。日本ではサブスクとも略される

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ということで、「定額で」「一定期間」コンテンツやサービスを提供することを指します。

同じような言葉に『頒布会』という言葉があります。 こちらは毎月定額で様々な商品を毎月“届ける”サービスになり、物流を伴うか伴わないかが大きな違いです。

定義を再認識したところで、世の中にあるサブスクリプション導入の選択肢を表形式にまとめてみました。

No手段導入の難しさ費用説明
スクラッチ開発超高超高数千万~という金額をかけて自社専用プラットフォームを立ち上げる
主に大企業向けの方法
wordpressでプラグイン導入普通安い意外と始めやすい方法
「woocommerce」「welcart」の2大有名プラグインが実績多数
独自にカスタマイズも可能
有料カートASP普通高い月額利用料がかかるものが多い
機能としては十分ですが、利用料以上を回収するには一定以上の売上が必要
無料カートASP低い普通「無料」と書いていますが、売り上げに応じて課金される仕組み
売上の6%などが手数料として請求される
手軽に始められることが最大のメリット
サブスクリプション実現の比較表

機能を充実させてこだわったサービスを提供する場合には、個別でスクラッチ開発する必要がありますが そこまで投資できるのは大企業くらいでしょう。 ということで取り得る選択肢は2~4となります。

あくまで個人的なイメージですが、それぞれの選択肢を図にプロットすると、下記のようになります。

サブスクリプション 費用対機能でのマトリクス図

サイトによっては、まずは無料カートASPで初めてみて機能に乗ったら有料に切り替えるといったことも 可能なようです。

また、最近は無料カートも機能が充実していて有料とほとんど変わらないくらいの機能が利用できるサイトもあり 各サイトを比較してからサービスを選択していく必要がありますね。 それでは次にそれぞれの方法を深堀していきます。

手段1 スクラッチ開発

この選択肢を検討している人はこのブログに来ないでしょう(笑)
ということで割愛

 

手段2 wordpressでプラグイン導入

世界で最も使われているCMSのwordpressですが、プラグインを使うことで様々なサイトを実現することができます。

サブスクリプション型のECサイトもそのなかの一つで、プラグイン導入により簡単に ECサイトを構築することができます。 今回は有名なプラグイン2つを紹介します。

 

welcart

welcart

安心の純日本製プラグイン サポートももちろん日本語でOKです。

welcart自体はECサイトのプラグインですが、専用の『DL Seller』という追加プラグインを導入することで サブスクリプション形式のサービス販売をすることができます。

追加ブラグインは有料になっておりますが定額課金ではなく、一度購入したらいつまででも使えますので その後の追加費用の心配はありません。 wordpressのバージョンアップに応じて、こちらも頻繁にバージョンアップされておりますので セキュリティ面でも安心です。

費用販売形式
¥30,800買い切り
  

woocommerce

woocommerceロゴ

世界的にはwordpress向けECプラグインとしてはこちらの方が有名 海外製のプラグインですので導入のハードルは少し高いかもしれませんが、機能はかなり充実しています。

こちらもサブスクリプション機能を導入するには、追加プラグインの購入が必要になります。 『woocommerce-subscriptions』というプラグインです。 こちらのプラグインは年間課金ですので、毎年費用がかかります。

機能としてはこの値段で十分納得できるくらいの機能は搭載されています。

まあ、月額にすると1,000円ちょっとなので値段は気にするレベルではないかもしれませんね。

費用販売形式
$199年間更新
  

simple-membership

会員制の定額サイトを作るなど、比較的シンプルなものであれば『simple-membership』で十分です。

決済プラットフォームであるStripeを利用することにより初期費用なしで実現できます。 Stripeの決済手数料がかかりますが、通常のクレジットカード決済と比較して そこまで高くはありません。

Simple Membership – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

Simple membership プラグインは、会員メンバーシップ機能をサイトに追加します。コンテンツ保護を使用してメンバーだけを簡単に保護します。

初期費用決済手数料
0円3.6%
  

wordpressで導入する場合の注意点

ECサイトの導入に関わらず、wordpressでサイトを運営するにはサーバ管理の運用保守が必須になってきます。

定期的にwordpressをバージョンアップしたり、サーバ証明書の更新の作業などが必要になりますので サーバ管理に手間を感じるのであれば、カートASPの導入をお勧め致します。 サーバ管理も特に問題なければ、費用面・機能面でwordpressでのサブスクリプション実現も検討してみてはいかがでしょう。

 

手段3 有料カート型ASP

カート型ASPとは、サービス利用者がサーバなどを準備することはせず 提供されたサービスの中でサブスクリプションの機能を利用します。

基本的に機能のカスタマイズなどはできませんので、特徴的な課金の仕組みを構築したい場合は 別の方法を選択した方がいいです。 まあ基本的に通常提供されている機能以外のことをやりたいってことはあまりないので 機能面での不満は特に出ないとは思います。

サービスも多くそれぞれの特徴を把握することは難しいですが、どれも一長一短ありますので まずは始めてみるもの手かと思います。 無料カート型ASPの中にも有料プランが存在するものもありますが、こちらでは有料のみのサービスをご紹介します。

リピスト

『定期通販特化型ECカート』と謳っているように、サブスクリプションに適した様々な機能が 提供されており、低コストでサブスクリプションを導入することができます。

商品の販売だけでなく、商品管理や集客・広告管理にも力を入れています。 複数のプランがありますが、メインとなるプランを記載しております。

初期費用月額費用販売形式
29,800円14,800円年間更新
   

こちらのプランは「月額売上目標:300万円まで」の利用がお勧めされています。各プランごとに売上目標が参考に記載されていますので、こちらを参考に選択していくことができます。

定期購入ショッピングカート【リピスト】

 

サブスクストア

サブスクストアロゴ
サブスクリプションや定期販売の機能に特化し、機能を充実させていることが特徴です。
元々は、単品リピート通販市場でシェアNo.1を誇り「たまごリピートNext」から生まれた
まったく新しいサブスクリプション特化型のクラウドシステムです。
初期費用月額費用販売形式
69,800円49,800円年間更新
   

手段4 無料カート型ASP

「無料」と書いておりますが、初期費用が無料であって毎月の手数料は発生しますのでご注意ください。
導入のハードルは低く始めやすいことが最大のメリットですが、売上が増えてきたら
有料カート型ASPの方が費用が安くなることもあります。
どこまで売上が増えたら有料カート型ASPに移行するかなどは事前に検討しておいた方がいいかもしれません。

無料カート型の場合にサブスクリプション対応しているサービスがあまりつけられませんでした。
もう少ししっかり探せば本当はもっとあるかも。

STORES

テレビCMもありますので、知名度はかなり高いのではないでしょうか。
こちらは会費徴収などの利用方法もできますので、サブスク形態のサービス提供を行うことができます。
やはり無料で気軽に始められるのはいいですね。

サブスクリプション logo サブスクリプション logo

初期費用決済手数料
0円5%
  

 

サブスクリプションの紹介は以上になります。

いかがでしたでしょうか。はじめてみると意外と簡単ですので、ぜひ「まずは取り組んでみる」から始めてみましょう。

 

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