【Storage Gateway】S3ファイルゲートウェイで自動バックアップフローを構築してみた

さまざまなゲートウェイタイプがあるなかで、最も利用用途が多そうなS3ファイルゲートウェイで自動バックアップフローを構築してみました。

いくつか引っ掛かったポイントがありますので、それらも踏まえて解説していきます。

システム全体概要

最終的な全体の構成はこのようになります。

説明のために各ソリューションに番号を振りました。

  1. データのコピー元となるEC2:実運用ではオンプレのサーバというケースもあります。
  2. Storage Gateway:今回はEC2で仮想サーバを立てます。
  3. データコピー先のS3:バックアップ用のバケットを作成します。

事前準備

まずは「コピー元のEC2」と「コピー先となるS3バケット」を準備しておきます。

コピー元となるEC2をたてる

Storage Gateway構成図

まずはEC2の構築。サイズなどは何でも問題ありませんが、コピー元となるディレクトリは作成しておく必要があります。

$ sudo mkdir /source-storage

マウント先となるS3バケットの準備

Storage Gateway構成図

次にS3にバケットを作成します。

ゲートウェイの作成

今回は Amazon S3 ファイルゲートウェイを選択します。

ゲートウェイの選択

EC2の準備

StorageGatewayのシステム構成

プラットフォームとしてECを選択すると、ゲートウェイのセットアップに向けた手順が表示されます。

ゲートウェイ用のEC2を準備するには「インスタンスを起動」ボタンから遷移すると手早く作業ができます。

StorageGatewayプラットフォームの選択

EC2インスタンス作成画面に遷移すると、Storage Gateway用のAMIが指定された状態になっています。

StorageGateway用AMI

選択済みのAMIでEC2を立ち上げます。

インスタンスタイプはm5.xlargeが推奨されていますので、AWSに従ってこちらを選択します。

EBSについては追加で150GiB が必要になります。ここで正しく追加していないと、あとでゲートウェイ用のキャッシュストレージが選択できなくなります。

ポイント

NFSを利用するため、セキュリティグループでNFAの設定も追加します。

HTTPとNFAが設定されていれば問題ありません。

セキュリティグループの設定

一通り設定が完了しました。

システム構成は下記のような状態になっています。IPアドレスは環境ごとに異なった値が割り振られているはずです。

StorageGatewayのシステム構成

ゲートウェイの設定

作成したEC2 StorageGatewayの設定を行っていきます。

ゲートウェイの設定

IPアドレスはシステム構成図でいうと「36.2.2.2」の部分です。

StorageGateway キャッシュボリュームの設定

キャッシュストレージの設定は正しくEBSが追加されていれば自動で認識されます。

StorageGatewayアクティブ化
ゲートウェイの設定完了

ゲートウェイの設定が完了しました。

ファイル共有の設定

次にファイル共有の設定を行います。こちらは画面に従って設定していけば問題はないと思います。

許可されたクライアントの設定部分はマウント対象のEC2のPrivate IPアドレスになります。システム構成図の①のEC2です。お間違いのないよう。

マウントの設定

マウントの設定

マウントの設定に必要なコマンドは、StorageGatewayのコンソールから設定を辿り、赤枠部分に表示されています。

こちらをマウント対象のEC2に設定します。

sudo mount -t nfs -o nolock,hard 192.168.1.160:/storage /source-storage

これでマウントも完了です。

マウント対象EC2の/source-storageディレクトリにファイルを作成すると、S3にも非同期でコピーされることが確認できれば作業は完了です。

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