【EC2×Lightsail×レンタルサーバ】サーバ比較

レンタルサーバの引っ越しを検討している中で、サーバ比較をしたのでメモがてら整理していきます。

EC2とは

AWSが提供しているサービスで、クラウド環境に簡単に仮想サーバを構築することができます。数クリックですぐにサーバを構築することができるため、即座にサイトを立ち上げることができます。

詳細な説明は他のサイトでもたくさんされておりますので、当サイトからは割愛

Lightsailとは

こちらもAWSが提供しているサービスのひとつで、仮想サーバを立ち上げることができます。EC2との違いは、VPCとして簡易にサーバを準備でき『必要な機能がパッケージされている』ということです。サーバを立ち上げる際に必要なアプリケーションも選べますし、サイトを立ち上げるための一通りの機能が揃っています。

Lightsail特徴

EC2はコンピューティング環境のみ提供されているため、ApacheやFTPなど必要なアプリケーションは全て自身でインストールする必要があります。柔軟性が高い分、利用者が行わなければならない作業が多くなります。

そのため、EC2より手軽に環境を準備することができます。

今回Lightsailを使ってみましたが

めっちゃ簡単じゃん!!

と衝撃を受けました。結論Lightsailを採用したのですが、まずはそれぞれのサービスを比較していきます。

EC2 × Lightsail サーバ比較

特徴

まずはそれぞれのサーバの特徴を比較していきます。

コンピューティング環境を提供するEC2が最も柔軟性が高く、レンタルサーバは最も自由度は低くなります。ただし、EC2はサーバを立ち上げてからサイト開設まで各種初期設定が必要になります。

サイト立ち上げまでの手軽さではLightsailとレンタルサーバに軍配が上がります。特にLightsailは準備されているパッケージが多いので、幅広い用途に対応できます。

レンタルサーバは一般的な共用サーバとして比較しています。

評価軸EC2Lightsailレンタルサーバ(共用)
サイト立ち上げまでの手軽さ
ApacheやVPCなど各種初期設定が必要
サーバ立ち上げ時にパッケージをインストールすることで即時利用可能アプリケーションをインストールすれば即時利用可能
サービス拡張各種AWSサービスと連携可能AWSサービスとの連携は限定的レンタルサーバの提供会社次第だが機能は限定的
柔軟性比較的自由に設定など変更可能 比較的自由に設定など変更可能 サーバに対する設定は変更不可
常駐プロセス起動不可の場合が多い

個人的にはLightsailは常駐プロセスが起動できるのが魅力的です。レンタルサーバは、常駐プロセスだけでなくサーバに負荷のかかるプロセスは強制的に遮断される可能性があります。

費用比較

だいたいサーバスペックが同じくらいのプランを比較してみました。

EC2が最も高いという結果になっていますが、この金額はRDSなど含んでおりませんので実際にサイト立ち上げる際にはもう少し費用が高くなると思います。

評価軸EC2Lightsailレンタルサーバ(共用)
費用従量課金
1か月稼働し続けた場合
12.16 USD
内訳
サーバ:4.96 USD
ストレージ:7.20 USD
固定金額
10USD/月
固定金額
524円/月
(さくらインターネットスタンダートプラン)
スペック・サーバ(t4g.micro)
1 GB メモリ
2 コアプロセッサ
・ストレージ
60 GB SSD ディスク
2 GB メモリ
1 コアプロセッサ
60 GB SSD ディスク
3 TB データ転送
100GBHDD ※DBのみSSD
転送量3 TB/月 3 TB/月 2.1TB/月(700GB/日)
その他オプションなどの費用 RDS,VPCなどAWSサービスを必要に応じて コンテナ:7USD~
ストレージ:1USD~
マネージドDB:15USD~
CDNなど

AWSのサービスは従量課金が一般的でEC2は稼働し続けた時間で課金されますが、Lightsailは固定金額となります。想定以上に費用がかかることがないのは安心ですね。

費用としてはレンタルサーバが最も安価です。これは共用サーバ自体が複数人で一つのサーバを共同で利用することで、費用を按分できるためです。シェアハウスのようなものですね。

イメージとしては

EC2⇒分譲マンション

Lightsail⇒家具付賃貸マンション

レンタルサーバ(共用)⇒シェアハウス

のような感じです。分かりづらかったらすいません。。

サービスごとにそれぞれの特徴がありますので、用途にあったサーバを選択しサイト運営していきましょう。

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