【解答・解説】ITストラテジスト 令和５年度春期【午後１問１】

2023年4月16日実施のITストラテジスト解答速報

毎年のことながら７～８割の正解率かと思います。間違いや不明点ございましたらコメントください。 ⇒　見直し完了！

更新履歴	更新日時	内容
初版	2023/4/17 15:00	

解答まとめ

問１
設問１	A社の会員とともにA社経済圏を拡大するという経営方針
設問２	度重なるM&AによりA社サービス共通に使えるポイントをすぐに付与できない
設問３	過度な中傷や重要なトラブルについて通報すると信頼度スコアを獲得できる
設問４
（１）	デジタルコンテンツをより利活用したり充実した特典を獲得したい
（２）	転売などの二次流通についても収益の一部を著作者に還元する仕組み
（３）	提携企業でのマーケティングに関するデータ提供サービス事業

ITストラテジスト試験の解答・解説

ＩTストラテジスト
問１　SNS運営会社のブロックチェーンを活用したIT戦略

設問１　[A社が抱える課題]について, MAU伸び率の鈍化によって影響を受けるIT戦略の前提とは何か。40字以内で答えよ。

解答

A社の会員とともにA社経済圏を拡大するという経営方針

解説

何を問われている把握するために「IT戦略の前提」という単語を確認します。

この部分です。この内容が指しているものは何かという国語の問題です。

『IT戦略の前提』ですので、これより上位の意思決定であると考えられます。そうすると該当するのは経営方針になります。

設問２　[新しいポイント付与システム]について, A 社は, 新しいポイント付与システムでどのような仕組み上の課題に対処しようとしたか。 40字以内で答えよ。

解答

度重なるM&AによりA社サービス共通に使えるポイントをすぐに付与できない

解説

[A社が抱える課題]に記載の通り

設問３　[信頼度スコアによる監視の仕組み] について, A社は,会員が安心してSNSを楽しめるようにするために, 信頼度スコアの仕組みと監視の仕組みとを連携させた,どのような仕組みを提供しようと考えたか。 35字以内で答えよ。

解答

過度な中傷や重要なトラブルについて通報すると信頼度スコアを獲得できる

解説

会員によるSNS自治への貢献に対して、A社から特典を提供していくことがこの事業の目的です。

[信頼度スコアによる監視の仕組み]本文内で記載されている会員の貢献は『会員からの通報』です。

これを信頼度スコアと紐付けてあげる仕組みを構築しようとしていると推測できます。

設問４　[マーケットプレイスの構築]について答えよ。

（１）A社は,本文中の下線1の仕組みを活用することで、会員のどのようなニーズに応えることを狙ったのか。35字以内で答えよ。

解答

デジタルコンテンツをより利活用したり充実した特典を獲得したい

解説

本文より抜粋

（２）A社は,本文中の下線1の仕組みを用いて、会員間の取引や、会員への特典提供以外のどのような仕組みにも活用しようと計画しているか。35字以内で答えよ。

解答

転売などの二次流通についても収益の一部を著作者に還元する仕組み

解説

本文より抜粋

（３）A社は,可視化した趣味し好の傾向のデータを, 提携企業へのどのような事業で生かそうと考えたか。 30字以内で答えよ。

解答

提携企業でのマーケティングに関するデータ提供サービス事業

解説

A社が外部企業に対して行っている事業は問題文の最初の方に記載されています。

これをそのまま使います。

ITストラテジスト試験　おすすめ参考書

私が全ての試験でお世話になったシリーズです。午前試験の幅広い解説から午後試験の解き方まで説明されています。

参考書はこれ1冊あれば十分です。

ITストラテジスト試験の解答・解説